読書中; 数学文章作法(推敲編)

昨年末に届いていたのを少しずつ読み進めていた.

理系が文章について学ぶとき,とりあえず「理科系の作文技術」という風潮があるけど,数学文章作法基礎編→推敲編でもいいかもしれない.

2015-01-12 19.01.29 HDR

少し気になった点.

この本は基礎編と推敲編という名前で二作に分かれている.テクニカルな話は基礎編大半と推敲編の前半に書かれている.一言でテクニカルといっても,文中で気をつけるべき細かいSyntaxの話と,文と文をどう並べるのか,といったパラグラフ的なテクニックの話で粒度は様々で,だいたい順番に説明されている.

その一方で,心情的な部分だと基礎編最後(読者のことを考える)・推敲編の6章レビューの章(この章はすごく面白い)に書かれている.個人的には両方読んだ方がよりためになるだろうなぁと感じた.

推敲編では,5章で文章全体の質をどうやって上げていくのか(ローラー作戦・フェーズ作戦・メリハリ作戦)といった話や,上でも触れた通りレビュー(6章)・時間の管理(7章)という一見一人で文章を書くときにはあまり意識されないメタ的な話が説明されている.そのため,どうしても片方オススメするとなると,推敲編をオススメしたいし,基礎編で細かいSyntaxの話で少し読むのが辛い感じの人も,なかなか面白い一冊になっているのではないかな.

数学文章作法 推敲編 (ちくま学芸文庫)
結城 浩
筑摩書房
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