Parabola Journal

[日記]思えば遠くまで来てしまったなぁ


就活したことない Advent Calendar 2012のエントリです.TwitterのIDは@taki__taki__です.博士後期課程1年になりました.最近研究がはかどっていないので半分ぐらい現実逃避のために書いているらしいです.あとこの記事は基本的に理系・情報系のことしか想定してないです.ちょっとでも分野が変わると,当然思うことも変わるでしょうしね.そもそも博士課程にいる自分が就活のことを真剣に書くのは難しいというか無理なような気がするので,少し考えて,やはり進学のことを書いてみようと思います.僕もすでに進学してしまった立場の人ですし

いつ頃から進学を意識するのか

最初の方で書いていた@caesar_wanyaさん( 進学か、就職か – あしたからがんばる ―椀屋本舗 )や@yonetaniryoさん( 就活したことない話 – おいしいお米の話 )らのように,どういう経緯で進学を選択したかはともかく,実際に進学している人は,博士課程という得体のしれないものをぼんやりと意識しながら生活しているように思います.僕の場合については後述します.特にM1の冬になる頃には就活の時期がやってきますので,その影響もあるでしょうかね僕の周辺の年代だと,建前上12月1日が解禁.もしD1でDC1を狙いに行くのであれば,この時期には成果が出ていないといけない,僕は落ちました

なぜ進学したくなるのか

これを言語化するのはとても難しいと考えています.もちろん,学部でやる卒業研究や,修士でやる研究から研究を続けてみたくなった,といった素朴な欲求や,就活失敗したので博士で自分を見つめなおすなど,どんなきっかけでも実際は進学する人は進学してしまうのでしょうが….目的を明確に持ちなさいとは言われると思いますが,明確に持ったからといって,言語化したからといって,何も偉いわけではないですから.自分で考えた研究テーマを自由に突き詰めていくというのは,なかなか言語化しづらい快感ですしね.

1つの要因として,自分の周辺の人から影響を受けるというのがあるのではないかと考えてます.自分の周辺に博士課程の人がいる場合といない場合で,結構大きく違うと思います自分の場合,B4で来た時に日本人のドクターが複数人いるというおそらく珍しいケースだった.自分の所属する研究室に,特に日本人の博士学生がいる場合のほうが,博士課程の生活というのは当然イメージしやすくなりますから,進学する確率も多少上がるのではないでしょうか上がると言っても1厘ぐらいでしょうけど…

僕自身の考えを端的にまとめておくと,ある程度意識した人なら学部の頃から研究したり,論文書いたりしていると思います.ですので,とりあえずどんな場所でもいいので自分の研究を発表するという経験をしてから考えるのがよいと思います.研究して,論文を書いて,外部で発表するまでのプロセスを一度は体験してみて,もう一度やってみたいとか,これをまだまだやりたいと思うのであれば進学すればいいのではないでしょうか.博士課程の仲間になる人達を僕自身は歓迎したいですし,お互い励まし合いながらでも頑張って生きたいものです.あ,もう書くことなくなった.

ここまでが就活したことないアドベントカレンダーに対する僕の考えになります.以下には,このブログを書いているときにぼんやりと下書きしていたことを書いておきます(捨てるとなんとなくもったいないので).

個人的にいつ頃博士課程進学を覚悟したか,昔話など

せっかくの機会だったので,もう少しだけ僕自身の状況について書いておきたいと思います.まずはじめに,僕はセンター試験を経由してくる普通の入試で大学に入ってきたわけではなく,学部3年生に編入学してきたということを言っておきたいです.それを前提にしておいていただくと助かります.

多くの大学生がいつぐらいに進学・就職ということを考えだすのかよくわかりませんが,早い人なら大学入ったあたりから,遅くても大学院の院試や学部卒の就職が始まるころではないかと思います,3年生ぐらいでしょうか.そう考えると大学に入ってから2年ぐらモラトリアムをしている期間があるのでしょうが,私の場合はモラトリアムの期間がほとんどなく,大学に馴染んできたところでいきなり院試を受けるという流れで大学院に来ました.ですので,あまり博士課程についてゆっくり考える余裕がなかったのですね.結果的にインターンシップを通じていろいろ考えた結果進学したのです.M1の夏にインターンシップに行っていたとき,一度強制的に大学から切り離されたのがいいきっかけになったのだと思います.今の大学に来てずっと感じていたおぼろげな何かから一度離れられたのですね.決してインターンが悪かったとかではなく,いろいろ考える中で,大学に帰ってくる頃には進学しようと思っていたというだけのことです.

高専生に対して

とりあえず大学来るのも楽しいのでオススメしています.専攻科から大学院に直接来るのもいいですが,学部に入ってくるのもそれはそれで楽しいですよ.

高専について今思うこと

よく思えば自分の出身高専についてこんなにいろんなことを考えたのは初めてかもしれません.今はだいぶ変わりましたけど,1年から微分積分の雰囲気を醸し出したり,微分方程式が出てきたり,ある意味むちゃくちゃな教育システムだったきがしますが,中学生を5年間拘束するシステムとしては今から考えると優秀だった気がします.自分は電子情報工学科というところにいたので,今よりもかなり電気電子よりのことばかり興味を持っていたのですが,そのおかげで大学に来てからむちゃくちゃ苦労することになってました例えばコンパイラとかオートマトンとか聞いたことがなかった

高専の教員は概ね一般科目チームと専門教育チームに分かれていまして,普通の高校相当の授業を一般科目チームが,専門科目と実験実習を専門教育チームが担当し,年が上がっていくごとに専門科目の比重が上がっていくというシステムでした.高専の教員は面白いことに教員免許を持っていなくても博士号を持っていればなれたりするため基本的に高校3年+短大2年の構成で,4年5年の担当は博士号が必要という噂がある.,ある意味大学のような教育を最初からずっと受けたり,自分の科の教員の部屋に入り浸って遊んだりできて,早くから専門科目に触れられたのは大きな財産になっています.

すごく変な経路で大学(院)に到達したことで,大学に来てから独学で学ばなければなかったり,不足分を補わなくてはいけなかったりしたことがたくさんありましたし,今もあるのですが,そういうのは研究活動していても同じことだと思うのです.新しいテーマを模索したり,新しい技術を学ぼうとすれば,必ず今の自分では対応出来ない範囲というところに踏み出さないといけないときが来ます.そういうときに助けてくれるのは,自分が今までやってきた基礎的な勉強と,それを通じて身に着けてきたメタ的な技術だったりするのではないかと思います時間とヤル気の管理とか,体調の管理とか,メタ的な学び方とかそういうの

決して高専のステマではない

あとがき

就活したことない Advent Calendar 2012,とても濃い記事が揃っていますので,僕も楽しみながら読みます.こういうことを博士課程の人や進学した人,就職した人,悩む人,決断した人が表明するというのはすごくいい機会ですよね.こんな無謀な企画における25人分の枠を確定させた@yonetaniryoさんの人望スゴイナー.

悩んだら周りの人に聞くのもいいですし,博士課程の人に聞いてみるのもいいですし,教員はなんていうかは人によって違うと思いますが…,悲しいけど最後に覚悟するのは自分なのよね.もし新しく博士課程進学の決断をする人がいたら,歓迎したいです.

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